ナオミとカナコを見て思い出すモラハラ男について
ナオミとカナコの再放送
ナオミとカナコというドラマがすごく印象的で、毎週早く見たくてウズウズしていました。
挙句の果てには図書館で小説まで借りて読んだほど、なんだか引き込まれたストーリーです。
なんだかあの二人の気持ちがよく分かる気がするし、自分だったらどうするかと色々考えてしまいます。
昔付き合っていたモラハラ男
付き合っていたと認めたくないので、自分の中では好きでちゃんとお付き合いした人の中にはカウントしていません。
もう40歳に近くなってから婚活をして知り合った相手だったので、だんだん好きになればいいと考えていました。
優しい人を探して
とにかく家庭的な人とはあまりご縁がありませんでした。
ですから優しくて家族を大切にしてくれる人ならいいなと思って付き合おうと思ったのです。
婚活サイトのその人のプロフィール蘭には、「優しいだけが取り柄の男です」という自己紹介でした。
優しいというのはすべての条件をクリアしているように思いました。
でも、自己評価って恐ろしいほど当たってない。
自分を客観的に見ていない人だったのか、最初からだますつもりだったのかは分かりません。
おそらく俯瞰できてないという方が当たっているかも知れませんが・・・。
1カ月ほどメールのやり取りをしましたが、メールはある意味一方的だし都合よく書けるのでモラハラ気質だということは分かりませんでした。
特に好きとは思いませんでしたが、これから優しい面を見れたらどんどん好きになれるとは感じていました。
ピザの注文
最初の兆候はその人の家でピザを頼もうと言われたときです。
メニュー表を見せられて「何がいい?」と聞かれました。
ちょっと遠慮がちにですが「トマト系ならどれでもいいかな」と言いました。
当時幼稚園の息子も一緒でしたが、二人ともトマト系のピザが好きだったので。
そしたらどうしたと思いますか?
クリーム系のピザだけを頼んだんですよ。
正直「え?」という驚きや衝撃、かなりショックで傷つきましたね。
私は食欲が沸くわけもなく、仕方なく1ピースを食べました。
子供も同様に口に合わなかったので1ピースだけしか食べませんでした。
普段はピザがとても好きでバクバク食べるのに・・・
その男性だけが一人で美味しそうにバクバク食べていました。
・・・ね?
ナオミとカナコのあの緊迫感とか苦い気持ち、なんだかリンクするんですよね。
自分のことしか考えていないのか、それともわざと意地悪をしているのか
正直、そういう気持ちを体験したことは無かったので、私にはそういう心理がまるで分らない。
好きで付き合っているなら、お互いが良いように考えるのが普通だと信じて疑わない私の考え方を根底から覆す衝撃な事件でした。
私が作ったシチュー
慣れないキッチンで慣れない器具や食器、食材を使ってけっこう苦労してシチューとサラダ作りました。
「できたよ」というとどうしたと思います?
私と私の息子がいるのに、一人で自分だけの分を皿によそって一人でバクバク食べ始めました。
「・・・え?私が作ったんだよね?」
「食べよう」とも声をかけられても無いし・・・。
私は目を疑いました。
長く付き合ったり結婚していてその中で1回位そういうことがあってもいいのかも知れませんが・・まだ付き合って間もないのに、こんなことありえます?
店員さんに偉そうな態度
マンションのスペアキーを作ってあげると言われてスーパーの中にある鍵屋さんに行きました。
そこでなんだかとても偉そうな態度で店員さんに接していました。
今までのことと総合して考えると、「あぁ普段からこういう人なんだな」と分かりました。
自称:会社では人の仕事までやってあげる優しい自分
その男性は会社では人の仕事までやってあげていると自慢気に言っていました。
でもなんだかとても違和感を感じました。
要するに人の仕事では満足できないので、手を出してしまう人。
他人を信じて任せることができない器の小さい人。
そういう風にしか感じられません。
ピリピリしているので、会社でも腫れものを触る感じで対処されているのかも知れません。
携帯電話を持たされた
その人は一人暮らしなのになぜか2台目のスマホを持っていました。
元彼女に持たせていたのかも知れません。
遠距離だったので連絡が取りやすいようにということですが、私が浮気をしないか心配だったのでしょうね。他人を信じることができない性分だったようなので。
私は束縛する相手と付き合ったことが無かったので非常に驚きました。
今まで付き合った人に同じことを言われたら天に昇るほど嬉しかったかもしれません。
でも強制的に電話で会話をさせられる・・・それが苦痛すぎて「体調が悪いから今日は話せません」と伝えたこともありました。
電話での会話の内容
今までお付き合いした男性や友達として遊びに行っていた男性は、話のネタが尽きることなく楽しく会話できました。
仕事のことや趣味のことなど、楽しい話は色々ありました。
しかしその男は、何も趣味も無く私の好きな事に対しても何も興味が無いようです。
私は多趣味なので、全日本サッカー、野球、ドラマ、映画、絵画・・・いろんな話ができる方だと思いますが・・・。
その人の好きなゲームは、殺人ゲームみたいなやつだけ。
スポーツも見ない、やらない、ドラマも見ない・・・。
正直、何も話すことが無いし、何を話しても楽しくありませんでした。
そして電話をかけてくると1時間も2時間も切らない。
電話の内容は夜の営みの話ばかりです。
もう苦痛に耐えられなくなって「別の話をしたいな」と言ったらキレられました。
「ナオミとカナコ」のDV旦那なら手が出るのでしょうね。
でもそこまでの勇気は無いのでしょう。
暴力をふるったら自分の立場が危うくなる、それは嫌なのでしょうね。
夜の営みは最低最悪
女性なら夜の営みは好きな人と触れ合いたいとかそういう気持ちが前提です。
というか性生活ってその人の人間性が大きく出ると思います。
だからセックスの良し悪しというもあるかも知れませんが、独りよがりかどうかというのが大きく関係します。
その人の場合、自分のことしか考えてない。
「実はとても嫌だったとか痛かった」と話しても、じゃあもうそういう痛いのはやめるという意識は無く、自分のことだけ。
本当に最低だ。
自分のことしか考えられない男性って多いです。
でもだから子供が三人もいるのに離婚したんでしょうね。
もう懲りました。
他人に依存すれば不安定な幸せしか手に入りません。
ギャンブルと同じで(旦那や恋人が)当たれば幸せ。
でも自己中男やDV男なら大外れということになりますね。
やっぱりやるしかないね
ナオミとカナコにそういうセリフがあります。
このドラマに魅かれるのは、心の中であいつをやっちゃえるからかも知れません。
私は仕返しをされたら怖いので、何も反論しませんでした。
別れるときもあいつは自分の言い分ばかり。
結婚しようと言われて付き合っていたのに、「結婚しようなんて言ってないよね」ですって(笑)なんてちいせーんだろう。最低な下衆男。
どこかで毒出しをしないとストレスばかり溜まります。
子供と二人の方がよほど幸せ。
私はどうすれば平凡で幸せな家庭を築くことができたのでしょうか。